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失敗しない介護施設の選び方

 

 

福祉関係の仕事に15年従事し、1000人以上の利用者様と接してきた経験を持つ私は、現在、終活を中心に行政書士として活動しています。
介護支援の中で、高齢者や介護が必要な方々にとって、介護施設選びは非常に重要です。
自分の生活スタイルや好み、必要なケアレベルに合った施設を選ぶことが、快適な生活につながります。
今回は、「失敗しない介護施設の選び方」について、みなさんと共有したいと思います。

 

自分の優先順位を明確にする

介護施設を選ぶ際は、何を最も重視するかを決めましょう。
全部必要として選ぶと、難しいため優先順位をつけて、3~5個選びましょう。
例えば、個室を希望する人は、個室の有無を最優先に考えます。
また、食事の質や看護スタッフの有無も重要なポイントです。

 

  1. 個室の有無: プライバシーを重視し、一人の時間を大切にしたい方には、個室のある施設が適しています。
  2. 食事の提供方法: 食事は生活の楽しみの重要なポイントです。毎日の食事、同じでは飽きてしまいます。
    施設内での調理か、外部からの提供かによっても重要です。食事をどう考えているかは重要です。
  3. 常時職員の有無: 常にサポートがある施設も安心の材料になります。
  4. 看護師の有無: 健康状態が気になる方には、必要です。
    ただし、常時いなくても24時間連絡ができる体制のサービス事業所もあるため、常時か、必要時でよいかは検討しましょう。
    常時いることのメリット、デメリットも考えましょう。それにより自由度が変わる可能性があります。
  5. 外出の自由度: 自立した生活を送りたい方には、外出や外泊が自由な施設が適しています。
    なかには、一人での外出は絶対にダメな施設や、家族同伴のみ可能な場合などあります。
  6. 買い物の自由度: 自分で買い物ができるかどうかも大切なポイントです。
    自分で見て買い物できるか、または、自分で食べたいものを選べるかも確認してみましょう。
  7. レクリエーションの有無: 趣味や娯楽を楽しむ活動がある施設は、生活の楽しみを提供します。
    季節ごとに行事を楽しみたい方は必要です。
  8. 居室内トイレの有無: 共同トイレは、自由度が下がります。
  9. 病院との関係: 緊急時の対応や通院サポートがある施設は、健康管理に安心です。
    必要な通院がある場合はどうするかも検討しましょう。往診等でどこまで対応できるかも確認が必要です。
  10. 面会方法: 家族や友人との面会方法も、重要なポイントとなります。
    面会制限があるところもありますので、確認しましょう。

 

急いで施設を探すときの大変さとその解決法

急いでいると、自分に合った施設を見つけにくくなります。
施設紹介所を使うこともできますが、自分の状態をよく理解して、本当に合っているかを考えることが重要です。
元気な時に施設はどんなところかを見に行くことも一つです。
また、現在、ケアマネージャーがついている場合、介護施設の種類も沢山あるため理解を深めるために参考に聞いてみるのも一つです。

 

個人の好みに合わせた施設の選び方

自分の好きなことや状況に合わせて施設を選びましょう。
一人の時間を大切にする人は、個室がある施設を選ぶといいですね。
また、認知症の人が多い施設かどうかも、自分や他の人との関わり方に影響するので、考えて選びましょう。

 

施設の考え方を理解する

施設には、医療を重視するところと、生活を楽しむことを大事にするところがあります。
自分に合った考え方の施設を選びましょう。

 

施設を選ぶときの具体的なステップ

まず、自分にとって大切なことを決めます。
時間があるなら、施設を実際に見に行き、できることなら実際に食事の提供をうけたり、料金を支払って実際に泊まってみるのも一つです。
一日、一軒では分からないと思いますが、何件かみてみたら意外なことに気づくかもしれません。
職員の感じとか、施設の雰囲気、利用者様へ対する姿勢など・・・
これで、本当に住みやすいかを確かめられます。

 

最終決定: 自分の決めたことを家族と話す。

自分がどうしたいかをしっかり考えて、それを家族と話し合いましょう。
自分の意見も大切ですが、家族の協力がない施設生活は苦難の連続になります。
家族の協力があれば、施設生活は大きく変わります。
頼れる家族がいない場合や、親族がいないかたは、身元引受人、後見人等を検討してみるのも一つです。
旭川市内近郊であれば、私も対応できますのでよろしければ検討してみてください。

 

まとめ

自分に合った施設を選ぶことは、快適な将来の生活を送るために非常に重要です。
選択する際は、個室の有無や食事の提供方法、職員のサポート、看護師の有無など、自分のニーズに合ったポイントを優先して考えましょう。
また、緊急時の対応やレクリエーションの有無なども重要な判断基準です。
施設を選ぶ際には、自分の好みや生活スタイル、健康状態を考慮し、必要に応じて施設紹介所の利用も検討してください。
そして、家族との相談を通じて最終決定を下すことが大切です。自分自身と家族が納得できる施設選びをすることで、日々の生活に温かさと喜びをもたらします。

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