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12.122023
人生の最終章:家族との絆がもたらす幸せ

こんにちは。福祉関係の仕事を15年以上経験し、1000人以上の利用者様と接してきた私は、現在終活に関するアドバイスを行っています。
人は誰しも最終的には人生の最後を迎えます。
その時、私たちに何が大切かを、多くの経験からお話しします。
私たちの人生において、特に最終段階で重要となるのは、職業や地位ではなく、人間関係の質です。
このブログでは、高齢者と家族との深い絆が、彼らの精神的な健康と幸福にどのように影響を与えるのかを探ります。
家族との絆が照らす、高齢者の心の光と影
人生の最終段階で重要なのは、職業や地位ではなく、人間関係の質です。多くの利用者様との経験から、家族や友人との繋がりが人の心を穏やかにすると感じています。
たとえば、施設に入所している利用者様でも、家族とのふれあいがある方は、明るく元気な様子を見せることが多いです。
例えば、私が出会ったある元教師の方は、施設に入所していましたが、毎週末に家族が訪れると、その週の出来事を話すのを楽しみにしていました。
家族の訪問があると、その方の表情は明るくなり、他の入所者とも積極的に関わるようになりました。
逆に元医療職の方は、金銭的な余裕はありましたが、家族とは関係性が薄く、味方をしてくれる人がいないため、疎外感がある様子でした。
人と話をするときも、刺がある話や人のとの距離感もあり周りが消極的な関わりが見受けられます。
施設での生活と家族の役割
施設のスタッフは利用者様一人ひとりに注意を払いますが、家族にしか提供できない支援があります。
家族からの愛情は、利用者様に安心感と幸福をもたらします。しかし、家族が訪問を怠ると、利用者様は孤独や疎外感を感じやすくなります。
電話できない、話せない、自宅に帰りたいが意向が増えるかたも多いように思えます。
月1回家族や信頼している人に会えるだけでその日を楽しみに過ごせる人も多くいます。
施設職員の関りも大切ですが、家族との関りは重要と感じます。
実際に、研究によると、高齢者が社会的なつながりを持ち続けることは、精神的な健康に非常に良い影響を与えるとされています。
社会的なつながりが豊かな高齢者は、うつ症状が少なく、認知機能の低下も遅れるという結果が出ています。
家族や友人がいない場合の対応
身元引受人の存在は、家族や親しい友人がいない場合に特に重要です。
信頼できる身元引受人がいることで、利用者様は社会から切り離された感覚を減らし、心の支えを持つことができます。
身元引受人は、利用者様の意志を尊重し、その人らしい生活を支えるために活動します。
利用者様が望む生活様式や価値観を理解し、それに基づいたケアを提供することが大切です。
このような支援は、利用者様の精神的な健康維持に不可欠です。
また、身元引受人も同様に関わりをもたれる人もいます。
あなたの価値観を大切にしてくれる人を後見人や身元引受人になってくれるとそれだけで笑顔が増えるかもしれません。
まとめ
結局、人は誰しも関係性の中で生きています。特に人生の最終段階では、家族や友人の存在が心の平安に大きく寄与します。
施設職員も大切な役割を果たしますが、愛情深い家族や友人の関わりが、利用者様の幸福感を高める鍵です。
私たち一人一人が、大切な人の人生の最後を、愛と思いやりで満たすことが、最終的には私たち自身の幸せにもつながると思います。